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Keep on Groovin!

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Bassist チダ ダイスケ(from ともこ一角、Natural Records)のOfficial Blog

中條さんと沼澤さんのベースドラム

今日はうちのバンマスがあのシアターブルックのベース中條さんにブルースをやるから来てと誘われたらしくそれに便乗させてもらってうちの近所である高円寺ジロキチに行ってきました。

中條さんと言えばあの「ありったけの愛」から始まり、そのフレットレスベースのフレーズで魅了された人は何人いるのでしょうか?と言うくらい抜群なセンスのベースラインを弾くベーシストで僕もそれに魅了された内の一人です。
そんな中條さんはウォルという僕と同じイギリスで生まれたベースを使っています。

そしてその日のメンバーはDrがなんと、沼澤尚さん、Gtが永井ホトケ隆さん、ブルースハープにKOTEZさんという豪華メンツでした。

沼澤さんのドラムの音は5~6年前に新宿にまだリキッドルームがあった頃シアターブルックを観に行った時以来みていなかったのですが、やっぱすごくて、
何ていうかやっぱホントに気持ちが良いドラムなんです。
分かりやすく言うと、めちゃタイトなんです。

そのタイトとは僕はバスドラとかハイハットとかスネア、シンバルがフレーズで重なる時に全く同時のタイミングで出ててくれば出て来るほどそのポイントが「点」になっていき、属に言われるタイトなドラマーとは演奏の殆どが「点」になってるドラムがそう呼ばれると思います。
アンサンブルにも言えることなのですが、何か合ってるんだけど締まらないな~っていうバンドやドラマーがいたらそれは同時に音が出てたとしても何ミリかでずれててその合わさるポイントの「点」が大きくなってるからみたいで、この「点」が小さければ小さいほど締まって聴こえるらしいのです。
まあとりあえずファンクやダンスビートのドラムは殆どの場合タイトだったりする訳なので
ダンスビート好きな僕はそういうドラムを聴くとドキドキします。

そのポイントを「点」にするのでさえかなりの地道な鍛錬が必要とされるらしいのですが、更に沼澤さんはシンバルの音程や出てる倍音が一定というこれもまた気持ちが良いシンバリング!?(笑)でした。ジャズドラマーに必須なレガート(チーンチキ、チーンチキというライドシンバルを叩く奏法)も、音程や倍音を一定に出来るようになるまでにそれにもかなりの鍛錬が必要らしいと聞いていたので沼澤さんはそう思うとホントさすがだと思いました。

そんな沼澤さんとに中條さんのベースが絶妙に絡んで最高にGrooooveなリズム隊でした。
やっぱりなんだかんだでバンドはベースとドラムがガッツリ合ってこそですね。

更に伝説のブルースマン、ホトケさんのギター、そしてKOTEZさんのイキきったのに更に突き抜けるブルースハープも最高で、特にブギウギの曲は見てても楽しかったです。

ブルースはジャズをやる上では欠かす事の出来ないジャンルではある為かじって来てるのですが、大御所さん達のブルースを聴くとホント深いものなんだなとつくづく思いしらされます。
最後に中條さんと挨拶がてら少し話をしてガッチリ握手してきました。

さて、今日はそんな中條さんのバンド、シアターブルックのYouTubeを貼ります。
なんかこの映像、生演奏っぽいっす!
ありったけの愛/Theatre Brook
今日はつい音楽のマニアックな事を書いてしまったなあ・・・
ではでは
by chiducks | 2008-11-13 01:44 | diary

by chiducks